三二一でミニーと読ます名前があるらしい。
 僕の知識で一二三で『ワルツ』と読ませるものが昔あり、苗字で『ひふみ』というのがある。
 とにかく、最近、親が子に滅茶苦茶な名前をつけるというのが問題になっているようだが、まったくもってダメすぎる。
 碌に考えたとは思えない。変わった名前でいい物を考えようとするなら、もっと何か月も悩んでほしい。そんなに簡単に思い浮かぶものではない。
 語音がだめ。
 字面がだめ。
 なぜ、その漢字で満足できるのかが謎だ。違う漢字を使えば上手くそのイメージを表現できるし、そもそもそういう読みにして何が面白いのかが分からない。
 そうだなぁ。実存の知り合いの名前を出すのは気が引けるから、架空、もしくは本名でないものでいうなら……
 清涼院流水(せいりょういん りゅうすい)
 西行寺幽々子(さいぎょうじ ゆゆこ)
 霧雨魔理沙(きりさめ まりさ)
 上白沢慧音(かみしらさわ けいね)
 河城にとり(かわしろ にとり)
 常月まとい(つねつき まとい)
 榎木津礼次郎(えのきづ れいじろう)
 西之園萌(にしのその もえ)
 真賀田四季(まがた しき)
 ……などなど