エラリー・クイーン (世界の名探偵コレクション10) (集英社文庫)

エラリー・クイーン (世界の名探偵コレクション10) (集英社文庫)



 とりあえず、エラリー・クイーンです。
 家にあった短編集。たぶん集英社の選んだ傑作集だ。
 論理的限定と消去法を繰り広げる作品だという噂を聞いていたが、予想とは少し違い、随分、ホームズっぽかった。
 たぶん、国名シリーズとかがそうなんだろう。
 兄上の話曰く、クイーンの作風もまた一様ではないが、ミス研の犯人当ての原点に当たる作風は、やはりクイーンは一貫して持っていた、っぽい話をしていた気がする。
 それでも、『黒の1ペニー切手の冒険』とかの犯人の心理条件を3つ上げるようなところはそれっぽい。
 限定とかに拘って、独自の進化を遂げたのが、綾辻さんや法月さんなのだろう。
 クイーンはまだ読もうと思う。