氷菓米澤穂信
 この人、何者?
 己の無知ゆえこのような作家をまるで見落としていた。
 ラノベ+毒チョコ作品。恐ろしいくらいにラノベしていて、恐ろしいくらいに毒チョコしてる。
 ライトな感じの、伏線回収タイプの作品だと思う。作品全体にまたがって伏線の回収をうまくするとそれだけで作品はスマートになるよね。
 しかし、この作品のもっとも優れている点は200ページで毒チョコラノベをやっているところ。
 無理に長編にしようとしてなく、テンポの良さを評価します。