今の私はイナズマ気分!

 オールスターズ2公開日とフラワータクトの発売日を記念して、かなり観てから間空いちゃったけどプリキュアレポート第6話『スクープ! プリキュアの正体ばれちゃいます!』を書いて、明日のプリキュアに備えましょう。
 OPで、つぼみとえりかをカメラのフレーム越しに覗くというカメラっ子ぶりをずっと発揮しつづけてきた多田かなえがついに本編に登場。
 5の増子美香(ますこみか、続けて読むとマスコミか)を思わせるキャラの立ち位置だが、5の9話『プリキュアがばれちゃった!?』、33話『大スクープ!プリキュア5独占取材!』を知ってる者からすると、やっぱり第6話のタイトルはそのまんま直球ど真ん中な感じがして「プリキュアやってるなー」という気になれる。
 スクープ写真こそがみんなを幸せにするのだという信念をかがげる写真大好き少女かなえは、みんなの失敗してるところなど笑いのネタとなるような写真ばかり追い求めていた。
 えりか並みのKYだが、可愛いのでこまる。ウザ可愛い子に定評のあるHC、今後もよろしく。
 これってスクープ写真じゃなくてただの盗撮だろうというのも多々あるように思ったが、むろんプリキュアが盗撮とは何ぞやと正すわけでもなく、むしろ次回のスクープのネタ対象として正体を追われる羽目になるのだった。
 正体がばれるとキュアガエルにされるという噂がネット上で飛び交ったが、本編では「秘密ですぅぅっ!」というコフレの心ない一言で片づけられた。秘密にする理由があって、きっとこれも伏線なんだと強く生きることに。
 一方、これまでのデザトリアン被害者を取材してプリキュア情報を集めたかなえは、ついにキュアフラワーのいる植物園にたどり着いたのである!
 プリキュアの正体が危ないと慌てるコフレシフレ。テレビの前の小さい子も大慌て。
 だが、そんな者たちを嘲笑うかのように、コッペ様は普通に、で―――んっと居座っているのである。
 こいつホントに妖精か? 確かに伝説になるのは認めるが……。
 絶望仮面様も実に無意味に現れる。これでまたコッペ様の着ぐるみの中は絶望先生仮面である疑惑が濃厚になった。
 というか、植物園に制服の子がいっぱいいたってことは、植物園は学園内にあるのかどうなのか。
 そして、KYを通り越し、女子中学生の名前を連呼しながら激写したかと思うと愛について語り出すえりかの父が登場。
 とどまることを知らない父を抑えたのは、なんと娘のえりか。えりかが空気を読んだ初めての場面です。
 まあそんなこんなで尊敬していたカメラマンから「おめぇの写真には愛がねぇよ」的なことを言われたかなえは心の花を弱らせてしまい、帰ってきたサソリーナさんにデザトリアンにされてしまう。
 フレッシュフレッシュと前作の名前を連呼するデザトリアンは、なんとえりかを固めてしまいます。あのえりか像いくらだ、と眼を色を変えた大きいお友達はさておき、「このままじゃブロッサムもやられてしまうですぅ!」と言うシフレ。
 どう考えても言外に「せめてマリンの方が残っててくれれば戦えたのに」という棘のあるその言葉を契機に、ブロッサムだけじゃ絶対勝てねぇと判断したコフレが最終兵器、心の種の使用を許可した。
「シュシュッと気分でスピードアップ!」したブロッサム。ギアセカンドを発動させ、通常の3倍の速さで移動する彼女は心の種でまるで新たな心の力を得たかのような豹変っぷり。
「今の私はイナズマ気分! 誰も私を止められません!」といつになく強気の彼女はお尻パンチと久々のピンクフォルテウェーブで相手を悟りの境地に。かなえが愛ある写真を目指すきっかけを、プリキュアたちが作ったのです、めでたしめでたし。
 ちなみにフレッシュデザトリアンとの戦闘を覚悟したえりかの「やるっしゅ!」とか、えりか像のいろいろとかは、まあ後ほどということで。
 それにしてもやはり前回の予告と結構変わってる。『プリキュア北斗神拳』のシーンも赤くなってるしね。
 こんなに変わっていいものなのだろうか。やっぱり結構スケジュールがカツカツなのか。
 映画予告OPについて。ミルクとハデーニャさんじゃ無理じゃない?
 次回予告。やっぱり良くわかんねぇ。とりあえず、えりかの決め台詞に期待。