P.R.34話-キュアムーンライト、ついに復活ですっ!!
 ご無沙汰しております。プリキュアレポート第34話です。
 さて、今回の話ではEDなどで目立ちまくってるキュアムーンライトがついに復活します。
 9月26日には『キュアムーンライト復活祭!』とのことで、pixiv等で祝されているようですね。
 つまり、今回の作品を語るには33話について触れなくてはいけないということです。
 月影ユリ。彼女はかつて最強と呼ばれたキュアムーンライトだった。
 なぜ彼女が今、プリキュアに変身できないのかといえば、対プリキュア最終兵器、ダークプリキュアによって敗れたからである。
 それも、その戦闘で、自分の楯になり、妖精のコロンを失ってしまった。
 このことで彼女はプリキュアの種を失うだけでなく、心の花をも枯らしてしまったのです。
 そう、今回のデザトリアン被害者的な役は月影ユリさんだったのです。
 1話で心の花を枯らしてしまった彼女はいろんな問題を巡り、最後にプリキュアの戦いを通じて花を元気にさせる──デザトリアンにこそならなかったものの、今回もいつもの『心の種事件』をしっかり解決させている。制作スタッフに脱帽の見事なストーリー展開である。
 彼女の枯れた心の花を元気にするには、彼女が自分ひとりで何でもできると思っていた過ちに気づくこと、そしてプリキュアとしてもう一度戦うことを決意すること。
 ブロ子、マリ子、ほか一名の必死さに心を打たれた彼女はようやくムーンライトに変身。そして、戦う。
 超バトルアニメをすることが決してコンセプトから外れているわけではないところが好印象だった。
 コロンは消えてしまった(ように見えるよね)けど、涙する彼女の表情はただの悲しみや絶望ではなかったはず。
 彼女はようやく過去の過ち、辛さを乗り越え、心の花を元気にしたのであった、ぱちぱち、という話。
 しかし、ダークさんやサバークさんのことを考えると、これからもまだまだユリさんの悲劇は続きそうである……。