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[rakuten:book:10545150:detail]
「お父さんも疑い深い人ですね」
「おまえほどじゃないさ」
法月綸太郎の冒険です。
読みかけだったのを読了。
クイーン張りの論理、限定を繰り広げる純犯人当て小説としての名声を轟かす名作。
少なくとも僕はそれを期待して読みました。
犯人当ては読者のためのゲームです。
言いかえれば、読者を納得させるゲームのはずだ。
これに固執しつぎるとよくはないが、しかし、そうすることでその調節が可能になると信じている。
それゆえ、僕は少々、こういうテイストに中毒になるべきな気がしてやまない。
これは、その感触を実感したくて読んだ。
読みやすく、面白い。
また法月シリーズは読みたいと思う。