京都大学理学部はラジオをやっている。
 FM京都α-Stationは「α−ACADEMIC SPECTRUM」という新番組をこの秋から始めていて、番組には京都大学理学部の先生方が毎回ゲストとして出演し、理学の話をやさしくお話してくれる。そしてパーソナリティが様々な角度から質問・意見をぶつけて、自然界の真相を追究していくという趣旨のものだ。
 理之貫も化学科の谷村先生の放送を聞かせてもらった。
 意外にも一般的なラジオで、たとえば先生の好きな音楽が流れたり、趣味や日常生活を話すコーナーがあったりと。その先生がそういうふうな人だっただけかもしれないけど。
 内容を理解するのにも専門知識などはいらず、先生はたとえ話をしたり、イメージを伝えたり、本題の本質となる点をスマートにお話なさっていた。
 理系の学生ならば、そのたとえ話の指すところ、イメージの根幹となる部分に気づけるだけで、誰でも聞ける間口の広いラジオだったといえよう。
 内容も楽しかったと思う。
 大学受験や大学での勉強など、理之貫も先生と同じような考えを持っていて、なるほどと思った。そんな正しい考察(考察のあり方が正しい)を実行すると先生のようになるらしい。ふうん。
 理学部ラジオは京大理学部のwebで過去放送を聞くことができます。
 興味があったり、なかったりする人、どうぞ。