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3月末に学会に行かせて頂きました。
知る人ぞ知る、日本化学会の年会ですね。会場は慶応義塾大学でございます。
キャンパス内では球技は禁止らしいです。
注意書きとはよそに、芝生は小さな子供たちのボール遊びの場や、奥様方の団欒の場でした。微笑ましい。
こんなのがいっぱいいました。
みなとみらいをぐるりとまわり、学会が終わると上野に行きました。
その夜はカツを探して2時間。アメ横、ガンプラを眺めてモスバーガー。
翌日は、国立科学博物館で午前中をつぶし、午後から秋葉原デビュー。
同人ショップの中古店は初めてでした。
同人はもともと品数が少なく、こうした大都会の大きな中古同人ショップでしか手に入らないものがあって至福。
前から欲しかった『パチュリー合作本』等が手に入り、満足しました。同行していただいたokazu氏、ありがとう。
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スマプリ12話、鑑賞。
自称妖精のキャンディーが自己嫌悪に落ち込む話です。
プリキャアの役に立っていないのではないか、という根本的な不安に耐えられずドタバタする。
謎生物ポジションも、昨今のアニメ作品では胡坐をかいていられるポストではないようです。
というわけで一匹別行動。
また、プリキュア×5はこれまでにない『必殺技が通用しない敵』に苦戦を強いられます。
スマプリでは、転ばせる→必殺技のワンツーパンチが基本。
必殺技は一回しか撃てず、撃つと力も使い果たしてしまうという新ヒロインの弱点は言うまでもなく、全員の必殺技を使い切らせてしまうこと。
全員が必殺技を使い切った後、キャンディーと合流し、「キャンディーは役立たずの謎生物ではない、必要な謎生物なのだ」とみんな気合いで呪縛を解き放ちます。
そう気合い。スマプリでは気合いが大事。
今回の本題は「仲間のために一生懸命になれること。これ以上に大切なことはない」です。
結果ばかり追い求めていたらついつい忘れがちな大事なことを思い出し、カプセルを壊して6人が一緒になった──ということでしょうかね。
ここで、みんな必殺技を使い切ってしまったので、新必殺技──合体技『レインボーヒーリング』です。
今回は終始、キャンディーがポルン的な役回りのようですね。
新必殺技を得た星空氏は「私たち、6人でプリキュアだもんね」と語る。
ふたりはプリキュアを彷彿とさせる言葉ですね。劇場版SSで「だからプリキュアはふたりなの!」でふたりシリーズ総括。
その後、ハトプリで「あたしたち、ふたりでプリキュアだよ」とマリンが言う四話のセリフ。
ハトプリは最終的にゆりさんのストーリーに持って行かれますが、個人的にはそこで終わらず、「四人でプリキュアだよ」となって欲しかった(シミジミ……
というところで、「6人でプリキュア」宣言で1クールを総括。考え深いものがありますなぁ……。
しかし、ダークエナジーはガチャガチャで遊んでた子供三人でも充分なのか。スマプリでは被害者が被害者で割り切っているみたい。
プリキュアのストーリーをこなしながらも、被害者の事件も解決していたハトプリが異常なだけか。
それにしても五人で変身、五人でキャンディーをフォローだとやはりテンポが悪くなるな。
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さて、一年以上さぼりまくったプリキュアレポートですが、スマプリがあまりに自由奔放なので書いてみましょう。
今日で11話が終わったところなのですが、これまでとは一線を画すほど斬新なプリキュアと評判です。その理由とは何か、無駄に迫ります。
1章『スマイルプリキュアとはなんぞや?』
プリキュア9周年、2012年春より放送開始した少女向け、一部の男性向けアニメです。
東北大震災を経て、「今こそ、全国に笑顔を届けねば」と思案され、誕生した7代目ヒロインズですが、そのコンセプトは「新しさ」です。
「全国に笑顔を」という目標のもと、今までやらなかったことでもバンバンやっていこうという企画側の精神を見事に反映したとても斬新なプリキュアにできあがったといえるでしょう。
つまり、面白さのために斬新に、というのがスマイルプリキュアのスタイルなのです。
2章『どこが新しいの?』
変身でジャンケンをする、エンディングがある周期で変わる、「スマイルプリキュア」の名前とポーズを主人公が決める、など新しい要素はありますが、最もスマプリの新しいところは戦闘が短い点でしょう。
スマプリではセーラームーンのように、敵をこかす→必殺技、という戦闘が2発で終わるのです。
10話までに決まったパンチ&キックの数はたったの4つ。近接格闘技アニメにして斬新な数字だといえるでしょう。
30分の枠のほとんどをギャグパートに使う新規プリキュアでは、戦闘シーンで内容を盛り込り、得意の無駄に感動的な演出で終わらせるという荒業。
3章『魅力はどこか?』
1.バカな点ではないでしょうか。
Bパートの頭までをギャクとして時間を使うスマプリは、とにかく5人でドンチャン騒ぐといった形が多いように思います。
そしてバカが多いため、突っ込まれないネタがそのまま流されるという点でも新しさがありますね。
2.内容がないわりに、まとまった完成度。
内容はあまりありませんが、戦闘シーンがすっきりとし、そして演出が上手。
なんか一つの話としてまとまった感じがしてしまうという点も特徴的なようです。